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ジムのフランチャイズは立地で決まる。全国7,425店と駅からの距離で「成り立たない物件」を外す

ジムのフランチャイズで失敗する原因を調べると、どのサイトも同じことを書いています。

資金繰り。固定費。集客。そして「立地選定のミス。商圏分析を怠った」。

ただ、そこから先が書かれていません。では、目の前の物件は出していい場所なのか。何を見れば「商圏分析をした」ことになるのか。

ジムラボでは、全国の大手ジム18ブランド7,425店を1店ずつ市区町村に振り分け、総務省の人口データと突き合わせました。さらに今回、エニタイムフィットネスとchocoZAPの3,326店について、全国9,046駅からの距離を1店ずつ実測しました。

この記事で扱うのは立地だけです。開業資金や集客の話は出てきません。物件を前にして「ここは成り立たない」と判断するための材料に絞っています。

目次

ジムのフランチャイズで、加盟店が自分で決められるのは立地だけ

まず、なぜ立地の話から始めるのかを説明します。

マーケティングの世界に、4P分析という考え方があります。「マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラーが広めた枠組みで、商売を4つの要素に分けて考えるものです。

要素 意味
プロダクト(商品) 何を売るか
プライス(価格) いくらで売るか
プレイス(流通・立地) どこで売るか
プロモーション(販促) どうやって知らせるか

この4つを、ジムのフランチャイズに当てはめてみます。

プロダクト(商品)。置くマシンの機種も、内装も、トレーニングの内容も、本部が決めます。「うちだけ違うマシンを入れたい」は、通りません。ブランドを統一することが、フランチャイズの前提だからです。

プライス(価格)。月会費も入会金も、本部の料金表どおりです。近所に安いジムができたから値下げする、ということができません。

プロモーション(販促)。テレビCMもウェブ広告も、本部が全国まとめて出します。加盟店ができるのは、近所へのチラシやSNSくらいです。届く範囲は限られます。

ここまで3つ、すべて本部が決めています。

残りは1つです。

プレイス(立地)。どこに店を出すか。

物件を探して、契約するのは加盟店です。本部の審査はありますが、候補を持ってくるのはオーナーの側です。

4つのうち3つは本部が決め、オーナーが決めるのは立地だけ。

だから、立地を間違えると取り返す手段がありません。商品も価格も販促も動かせないからです。

失敗の原因として「立地選定のミス」が必ず挙がるのは、このためです。

成功する立地は分からない。だが「まず成り立たない立地」は計算できる

ここで、はっきり書いておきます。

どこに出せば成功するかは、分かりません。

同じような条件で出しても、片方は繁盛して、片方は潰れます。近くに大きなマンションが建った。競合が半年後に撤退した。オーナーが人づきあいのうまい人だった。こうした要素が結果を大きく左右します。予測できません。

では、立地を調べても意味がないのか。

そうではありません。

成功する立地は分かりませんが、「まず成り立たない」立地は計算で分かります。

たとえば、人口5,000人の町に24時間ジムを出すとします。

町の全員が会員になっても5,000人ですが、実際にジムに通うのは人口の3〜4%程度です。仮に3%として150人。

月会費7,000円なら、月105万円。

ここから家賃、マシンのリース代、24時間分の電気代、ロイヤリティが引かれます。しかも開店初日に150人が集まるわけではありません。

これは運やタイミングの話ではなく、算数の話です。

商圏人口別の月商試算。人口5,000人なら会員150人・月商105万円、3万人なら900人・630万円、10万人なら3,000人・2,100万円

商圏人口が3万人を下回ると、家賃やリース代を賄うのが難しくなります。そして後で見るとおり、実際の出店データも同じ線で止まっています。

フランチャイズ本部が立地を審査しているのも、これをやっています。成功する立地を見つけているのではありません。成り立たない立地を外しているだけです。

以下、実際のデータで計算していきます。

人口3万人。ここが大手ジムの下限だった

では、大手はどこまで小さい街に出ているのでしょうか。

人口規模ごとに、大手18ブランドのいずれかが出店している市区町村の割合を出しました。

逆に、人口が少なすぎる場合です。

人口規模ごとに、大手18ブランドのいずれかが出店している市区町村の割合を出しました。

人口規模 市区町村 大手ジムがある 出店率
1万人未満 548 9 1.6%
1〜3万人 447 125 28.0%
3〜5万人 233 190 81.5%
5〜10万人 234 231 98.7%
10〜20万人 145 145 100.0%
20〜50万人 96 96 100.0%
50万人以上 35 35 100.0%

人口10万人以上は、276市区町村すべてに大手ジムがあります。出店率100%。

5〜10万人でも98.7%。

ところが、そこから先で落ちます。

3〜5万人で81.5%。1〜3万人で28.0%。

1万人未満は、548市町村のうち9つ。1.6%です。

大手が来ていないのは、たまたまではありません。本部の審査が、そこを通らないからです。

人口3万人前後が、大手ジムの商圏の下限になっています。

大手が来ていない街を見つけると、こう考えたくなります。

「競合がいない。独占できる」

ここに落とし穴があります。

全国1,739市区町村のうち、18ブランドのどれも1店もない空白エリアは908(52.2%)あります。

半分以上が空白です。

ただ、その908市区町村に住んでいる人は、946万人。全人口の7.7%にすぎません。

市区町村の数では半分でも、人口では1割に届きません。

空白は、競合がいないという意味であって、需要があるという意味ではありません。

ちなみに、空白エリアで人口が最も多いのは熊本県天草市(7.0万人)、宮城県栗原市(5.9万人)、岩手県滝沢市(5.4万人)の3市です。人口5万人以上の空白は、全国でこの3市だけでした。

人口12万人の市に2店、人口7万人の区に26店

まず、競合が多すぎる場合です。

市区町村ごとに、大手ジム1店が何人を相手にしているかを計算しました。数字が小さいほど、少ない人口を多くの店で奪い合っていることになります。

全国平均は16,693人です。

では、いちばん小さい街はどこで、何人だと思いますか。

市区町村 人口 大手ジム ブランド数 1店あたりの人口
東京都 千代田区 69,139人 26店 8社 2,659人
東京都 新宿区 355,125人 85店 16社 4,177人
東京都 港区 269,877人 60店 13社 4,497人
東京都 武蔵野市 147,958人 30店 15社 4,931人
東京都 豊島区 296,129人 58店 16社 5,105人
東京都 中央区 191,015人 34店 13社 5,618人
東京都 渋谷区 230,880人 38店 12社 6,075人
東京都 墨田区 288,833人 47店 15社 6,145人

千代田区は2,659人。全国平均の6分の1です。

上位8つは、すべて東京23区と武蔵野市でした。新宿区には85店、16ブランドが入っています。

人が多い街は、店も多い。当たり前ですが、人口の多さと商圏の余裕は別物です。

「人口10万人の市だから大丈夫」

これも危険です。

人口10万人以上の276市区町村で、大手ジムの店舗数を見ると2店から85店までばらつきます。

市区町村 人口 大手ジム 1店あたりの人口
広島県 尾道市 124,410人 2店 62,205人
山口県 岩国市 122,533人 2店 61,266人
埼玉県 深谷市 140,211人 3店 46,737人
北海道 苫小牧市 164,111人 4店 41,027人
青森県 弘前市 157,375人 4店 39,343人
北海道 江別市 117,761人 3店 39,253人
栃木県 栃木市 151,741人 4店 37,935人
北海道 釧路市 151,566人 4店 37,891人

広島県尾道市は人口12.4万人で2店。1店あたり62,205人です。

同じ人口規模でも、千代田区の1店あたり2,659人とは23倍の差があります。

分かりやすいのが、人口がほぼ同じ2つの市の比較です。

人口約12万人の広島県尾道市と東京都国分寺市の比較。尾道市は大手ジム2店で1店あたり62,205人、国分寺市は11店で11,825人

広島県尾道市(人口12.4万人)は2店。東京都国分寺市(人口13.0万人)は11店です。

人口はほぼ同じですが、1店が相手にする人口は62,205人と11,825人で5.3倍の差があります。

人口と競合数は、必ずセットで見る必要があります。

同じ「ジム」でも、業態によって商圏の状況がまったく違います。

24時間ジム(chocoZAP、エニタイムフィットネス、JOYFITなど)は、人口3万人の街まで降りてきています。

一方、パーソナルジム10ブランド(かたぎり塾、BEYOND、ライザップなど)で集計すると、店がある市区町村は全国で169。9.7%しかありません。

人口10万人以上に限っても、276市区町村のうち123(44.6%)にパーソナルジムが1店もありません。

24時間ジムが飽和している街でも、パーソナルジムは空いている。その逆もあります。

「この街はジムが多い」では、判断材料になりません。自分が出す業態で数える必要があります。

パーソナルジムのブランド別の店舗数と、店がある市区町村の数は、パーソナルジムの店舗数ランキングにまとめています。

最後に、集計の単位の話です。

奈良県を例にします。

人口10万人あたりの大手ジムは6.80店で、全国4位。全国平均5.99店を上回っています。

数字だけ見れば、ジムが行き渡っている県に見えます。

ところが、同じ奈良県の空白率は53.8%。39市町村のうち21に、大手ジムが1店もありません。

奈良市など一部に集中し、それ以外は手つかず、という形です。

県の平均は、出店する街の実態を表しません。市区町村の単位で見る必要があります。

同じ24時間ジムでも、駅からの距離が違う

人口を確認し、競合を数えた。それで物件が決まるかというと、決まりません。

同じ市内でも、駅前の物件と幹線道路沿いの物件では条件がまったく違うからです。ところが「駅から何メートルまでなら成り立つのか」を書いている資料が見当たりません。

そこで、実際に出ている店で測りました。

エニタイムフィットネス1,308店とchocoZAP2,018店の緯度経度を、国土地理院の全国9,046駅と突き合わせ、最寄り駅までの直線距離を1店ずつ計算しています(鉄道のない沖縄県は除外)。

最寄り駅までの距離 エニタイム
1,259店
chocoZAP
2,010店
中央値 480m 355m
300m以内 35.6% 43.8%
500m以内 51.6% 62.3%
800m以内 65.9% 77.4%
1,000m以内 73.4% 83.1%

どの距離で区切っても、chocoZAPのほうが駅に近い。

無人の小型店であるchocoZAPは駅前の空き区画に入りやすく、マシンを並べる面積が要るエニタイムは駅前の物件では収まりにくい。そう考えると納得のいく差です。

ただし、ここで疑問が出ます。

エニタイムは1,259店のうち340店、4分の1以上が駅から1km以上離れています。徒歩で通うには遠い距離です。それでも店として成り立っている。

この2ブランド以外も含めた10ブランドの駅距離は、日本一ジムが多い駅は蒲田だったで比較しています。

なぜでしょうか。

駅から1km離れた店の98%に、駐車場があった

エニタイムの公式サイトには、店舗ごとに設備のアイコンが付いています。Wi-Fi、シャワー、駐輪場、駐車場。この駐車場の有無を1,259店分すべて拾い、先ほどの駅距離と突き合わせました。

最寄り駅までの距離 店数 駐車場あり 設置率
〜300m 440 130 29.5%
300〜500m 202 116 57.4%
500〜800m 181 147 81.2%
800m〜1km 96 91 94.8%
1〜1.6km 199 195 98.0%
1.6〜3km 116 115 99.1%
3km超 25 25 100.0%

エニタイムフィットネス1,259店の、最寄り駅からの距離別に見た駐車場の設置率。300m以内は29.5%だが、800m〜1kmで94.8%、1〜1.6kmで98.0%、3km超では100%に達する

29.5%から100%まで、一度も下がることなく上がり続けます。

駅前の店には駐車場がなく、駅から離れるほど駐車場が付く。1km以上離れると98%、3km以上では例外なく全店にあります。

駐車場のある店の駅距離は中央値825m、ない店は212m。4倍近い差です。

では、駅から離れていて駐車場もない店は何店あるのか。

駅から800m以上で駐車場なしは、1,259店中10店。そのうち9店には駐輪場がありました。自転車で通える距離として成り立っているということです。

駅前でもなく、駐車場もなく、駐輪場もない。この3つすべてを欠く店は、1,259店のうち1店しかありませんでした。東京都杉並区の上荻店です。

つまりエニタイムは、「駅前」「駐車場」「駐輪場」のいずれかを必ず持っている。どれも確保できない物件には、1,259回の出店のうち1回しか手を出していません。

これは「駐車場があると便利」という話ではありません。物件を候補から外すかどうかの線引きに使えます。

物件を前にして確認する4つのこと

ここまでの数字を、検討中の物件に当てはめる形にまとめます。

① 商圏人口は3万人を超えているか

人口3〜5万人の市区町村では、大手の出店率が81.5%まで落ちます。1〜3万人では28.0%。大手が来ていない街は、本部の審査を通らなかった街です。人口1万人未満なら、548市町村のうち出店があるのは9つだけでした。

② その業態の競合を数えたか

「ジムが何店あるか」ではなく、自分が出す業態で数えます。24時間ジムが飽和している街でも、パーソナルジムは1店もないことがあります。人口10万人以上の276市区町村のうち、123(44.6%)にパーソナルジムがありません。

③ 最寄り駅から何メートルか

エニタイムの中央値は480m、chocoZAPは355m。500m以内に半分以上が収まっています。ここを超えるなら、次の④が条件になります。

④ 駅から離れるなら、車か自転車で来られるか

駅から1km以上で駐車場のある店は98%。3km以上では100%です。駅から離れた物件で駐車場を確保できないなら、実際に出ている店の中に前例がほとんどありません。

①〜④のどれかで引っかかる物件は、内見に行く前に外せます。成功する物件は選べませんが、成り立たない物件は外せます。

会員がどれくらい続くかは、ジムの継続率【2026年独自調査】で196人に聞いた結果を出しています。

なお、立地を整えても会員が続かなければ売上は積み上がりません。入会した人が数か月で来なくなる理由はなぜほとんどの人が痩せられないのかで扱っています。

フランチャイズの失敗確率は、実は分かっていない

ここで、よく検索される疑問にも触れておきます。

「フランチャイズで失敗する確率は?」

調べると、「フランチャイズの5年以内の閉店率は30〜35%」という数字が複数のサイトに出てきます。

ただし、この数字の出典を書いているサイトは見つかりませんでした。互いに引用し合っている状態です。

出典がはっきりしているのは、中小企業庁の「小規模企業白書」による起業後の生存率です。

経過年数 生存率
1年後 95.3%
2年後 91.5%
3年後 88.1%
4年後 84.8%
5年後 81.7%

ただしこれは全業種の数字で、ジムに限ったものではありません。

そして、確率が分かっても意味は限られます。自分の店が生き残る側に入るかどうかは、確率では決まらないからです。

ブランド単位でなら、実際に何店が消えたかを数えられます。chocoZAPの1年半を追跡した結果はチョコザップのフランチャイズは儲かるのかにまとめています。

だから、確率ではなく立地を計算します。

出店を検討している街の商圏データ(都道府県別一覧)

都道府県ごとの店舗数、人口10万人あたり、空白の市区町村数です。

人口10万人あたりで最も多いのは東京都の11.34店、最も少ないのは宮崎県の2.70店。4.2倍の差があります。

都道府県 市区町村 大手ジム 10万人あたり 空白の市区町村
北海道 179 179店 3.58 154(86.0%)
青森県 40 33店 2.83 31(77.5%)
岩手県 33 40店 3.52 23(69.7%)
宮城県 35 118店 5.34 19(54.3%)
秋田県 25 27店 3.03 17(68.0%)
山形県 35 40店 4.02 23(65.7%)
福島県 59 72店 4.12 43(72.9%)
茨城県 44 133店 4.70 10(22.7%)
栃木県 25 85店 4.50 9(36.0%)
群馬県 35 78店 4.12 19(54.3%)
埼玉県 63 454店 6.16 14(22.2%)
千葉県 54 367店 5.81 20(37.0%)
東京都 61 1597店 11.34 10(16.4%)
神奈川県 33 659店 7.17 8(24.2%)
新潟県 30 85店 4.08 11(36.7%)
富山県 15 37店 3.71 5(33.3%)
石川県 19 48店 4.40 9(47.4%)
福井県 17 28店 3.79 10(58.8%)
山梨県 27 27店 3.40 13(48.1%)
長野県 77 75店 3.76 54(70.1%)
岐阜県 42 72店 3.72 21(50.0%)
静岡県 35 152店 4.29 9(25.7%)
愛知県 54 400店 5.35 8(14.8%)
三重県 29 66店 3.83 15(51.7%)
滋賀県 19 62店 4.43 3(15.8%)
京都府 26 167店 6.79 8(30.8%)
大阪府 43 662店 7.54 9(20.9%)
兵庫県 41 352店 6.56 9(22.0%)
奈良県 39 88店 6.80 21(53.8%)
和歌山県 30 28店 3.15 20(66.7%)
鳥取県 19 16店 3.03 13(68.4%)
島根県 19 18店 2.84 11(57.9%)
岡山県 27 91店 5.00 14(51.9%)
広島県 23 157店 5.80 10(43.5%)
山口県 19 54店 4.24 8(42.1%)
徳島県 24 27店 3.91 15(62.5%)
香川県 17 52店 5.58 9(52.9%)
愛媛県 20 36店 2.81 11(55.0%)
高知県 34 28店 4.28 28(82.4%)
福岡県 60 335店 6.64 26(43.3%)
佐賀県 20 27店 3.43 10(50.0%)
長崎県 21 44店 3.50 12(57.1%)
熊本県 44 98店 5.77 29(65.9%)
大分県 18 42店 3.85 9(50.0%)
宮崎県 26 28店 2.70 20(76.9%)
鹿児島県 43 55店 3.57 35(81.4%)
沖縄県 41 73店 4.92 23(56.1%)

市区町村ごとの数字は、ジムの市場規模と店舗数にまとめています。

この調査の数字を引用するとき

この記事の数字は、出典を書いていただければ自由に使えます。

出典:ジムラボ「ジムのフランチャイズは立地で決まる」(https://gymlab.jp/research/gym-franchise-location/)

数字の一部だけを抜き出して使っていただいてもかまいません。その場合も、上の出典とリンクをつけてください。

調べ方と限界

対象は大手18ブランド7,425店です。chocoZAP、カーブス、エニタイムフィットネス、LAVA、かたぎり塾、JOYFIT、BEYOND、ワールドプラスジム、ルネサンス、快活クラブFiT24、ライザップ、24/7Workout、REAL WORKOUT、AppleGYM、THE PERSONAL GYM、UNDEUX、Dr.トレーニング、ビーコンセプト。

個人経営のジムや中小チェーンは含んでいません。「空白エリア」は、この18ブランドがないという意味であり、ジムが1軒もない街という意味ではありません。実際の競合を判断するときは、地元のジムを別に確認してください。

店舗データの取り方は2種類です。10ブランドは各社の公式サイトの店舗一覧・店舗ページから、残る8ブランドはGoogleマップの店舗情報から取得しました(2026年7〜9月)。

人口は総務省の住民基本台帳(令和8年1月1日現在)です。日本人住民と外国人住民の合計を使いました。夜間人口のため、通勤・通学による昼間の需要は反映していません。オフィス街の千代田区のような地域では、実際の商圏人口は集計値より大きくなります。

市区町村は全国1,739で数えました。政令指定都市は区に分けず1つの市として、東京23区は1区ずつ数えています。市区町村の一覧は公開データ(Geolonia 住所データ)によります。

「人口の3〜4%が通う」の根拠です。フィットネス参加率として一般に使われる数値で、公的統計による確定値ではありません。試算の前提としてお読みください。

駅からの距離は直線距離です。エニタイムフィットネス1,308店とchocoZAP2,018店の緯度経度を、国土地理院「国土数値情報 鉄道データ(N02-25)」の駅データ(路線ごとに分かれた記録を駅単位にまとめた9,046駅)と突き合わせ、最寄り駅までの直線距離を計算しました。実際の徒歩経路はこれより長くなります。

鉄道のない沖縄県は集計から除いています。沖縄県はエニタイム24店、chocoZAP8店。最寄り駅までの距離が数十kmから400km超になり、指標として意味を持たないためです。除外後の対象はエニタイム1,259店、chocoZAP2,010店です。

駐車場の有無は公式サイトの設備アイコンによります。エニタイムフィットネスの都道府県別店舗一覧ページ(2026年9月取得)に表示される「駐車場あり」「駐輪場あり」のアイコンを1店ずつ拾いました。アイコンの記載漏れがある場合、実際の設置率はこれより高くなります。chocoZAPの設備情報は形式が異なるため、駐車場の比較は行っていません。

店舗数の基準日が異なります。7,425店の集計は2026年7〜9月、駅距離・駐車場の集計は2026年9月時点です。

生存率の出典です。中小企業庁「小規模企業白書」。

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