女性専用ジムなら安心。
わたしもそう思っていました。男性の目を気にしなくていいし、スタッフも女性だろうし、外から見られる心配もないだろう、と。
でも22軒を調べてみたら、「女性専用」という言葉が保証している範囲は、思っていたよりずっと狭いことが分かりました。
保証されているのは、ひとつだけです。
「女性専用」が保証しているのは、ひとつだけ

利用者が女性だけ。これは確実です。
男性の会員は入ってきません。マシンを男性に占有されることもないし、隣で汗をかいているのが男性ということもない。
ここは間違いなく守られます。
問題は、そのほかです。
トレーナーは、女性とは限りません
これがいちばん意外でした。
名古屋・栄にある女性専用ジムのクチコミに、こう書かれていました。
利用者は全員女性だが、トレーナーには男性もいる。
「女性専用」というのは、利用者の性別の話です。スタッフを含むとは限りません。
もちろん、スタッフも全員女性という店はあります。
カーブスは公式サイトに「コーチ・会員様も全員女性」と書いています。大阪の24ダイヤモンドジムも「スタッフもすべて女性」と明記しています。
ただ、書いていない店もあります。
そして書いていないということは、いる可能性があるということです。
気になるなら、確認してください
男性トレーナーが嫌かどうかは、人によります。
指導内容で選びたいなら性別は関係ないでしょうし、体に触れられる場面を考えると気になる人もいます。すっぴんで行きたい人にとっては、スタッフも女性でないと意味がありません。
公式サイトに「スタッフも全員女性」と書いていない場合は、見学のときに聞いてください。
外から見えないことも、保証されていません
もうひとつ、勘違いしやすいところです。
「女性専用だから、通っているのを見られない」
これは別の話です。
今回調べた22軒のうち、住所から階が分かったのは8軒でした。そのうち1軒は1階の路面店です。
1階で道路に面していれば、出入りは外から見えます。中に男性がいないことと、外から見られないことは、まったく別のことです。
ちなみに24時間ジムのchocoZAPは、2,018店舗のうち3軒に2軒が1階でした。女性専用の店舗は22軒しかありません。数字はジムの出会いが不安な人へにまとめています。
この点については、84軒を調べた記事で詳しく書きました。「中の人に見られたくない」と「外の人に知られたくない」は、対策が違います。
ちなみに、地下の女性専用ジムはほぼありません
調べていて、はっきりした傾向がありました。
階が分かった8軒のうち、7軒が2階以上。地下は1軒もありませんでした。
一方、24時間ジム全体では、判定できた40軒のうち12軒が地下です。3軒に1軒。
理由は分かりません。防犯上の判断かもしれませんし、物件の都合かもしれない。断言はできません。
ただ、探すときには使えます。地下の女性専用ジムを探しても、おそらく見つかりません。2階以上で探したほうが早く決まります。
なお、22軒中8軒しか判定できていないので、この数字は参考程度に見てください。
★の点数も、あてになりません
店を選ぶとき、クチコミの点数を見ますよね。
その点数、信用しないでください。
今回調べた中で、いちばんクチコミが多かったのはAmazonesという女性専用24時間ジムで、229件ありました。
ところが、その投稿の中に、投稿者本人がこう書いているものがありました。
入会時のクチコミ投稿で特典が出るキャンペーンがある。
目黒のWOMGYM学芸大学店には、もっと直接的な指摘がありました。
初回の説明のときに、★5のレビューを書くよう頼まれる。当然、評価はよくなる。
点数が高い店ほど、そういうことをしている可能性があります。
とくに新しい店は、入会したばかりの人が書いた「スタッフが親切でした」「きれいでした」という短い投稿ばかりです。
見るべきは点数ではなく、本文です。
- 何時に行ったら何人いたか、という混み具合の記録
- 窓や入口についての具体的な記述
- 何か月も何年も通っている人の投稿
この3つが書かれている投稿だけを読めば十分です。
では、何が良いのか
ここまで「保証されていない」話を続けてきました。
でも、女性専用ジムに価値がないわけではありません。
実際に通っている人が、何を理由に選んだのか。クチコミを読みました。
すっぴんで行けること
板橋の女性専用24時間ジムに通っている人が、こう書いていました。
朝起きてすぐジムに行きたいときも、女性専用だから化粧をせずに行ける。だから続けられそうだ。
選んだ理由は、体型ではありませんでした。すっぴんです。
これから汗をかきに行くのに、そのために化粧をするのは面倒です。かといって、すっぴんで人前に出るのも抵抗がある。その板挟みで、朝行くのをやめてしまう。
この理由は、上位に出てくる記事のどこにも書かれていませんでした。
窓から見えないこと
大阪・住吉の女性専用ジムには、こうありました。
窓から見られる心配がないのが安心。
さっき「外から見えることは保証されていない」と書きましたが、ちゃんと配慮している店もあります。
だからこそ、店ごとに確認する意味があります。
指紋認証で入れること
同じ系列の桜川店には、別の理由が挙がっていました。
女性専用なので見られる心配がなく、指紋認証で入館できるので安全。
受付を通らずに入れるということは、誰にも顔を見られないということです。
「こんにちは、今日も来ました」を毎回やらなくて済みます。
マシンを待たなくていいこと
大阪の24ダイヤモンドジムの公式サイトに、こう書かれていました。
他のジムでは男性に占有されがちなマシンも、快適に使うことができます。
これは事業者側の説明ですが、実感としては分かる話だと思います。
調べた22軒の内訳

24時間ジム型が13軒と、いちばん多くなりました。
Amazones、24ダイヤモンドジム、FLATTE24、セルフィットWoman24など。無人または省人で運営されていて、月額は比較的安い。
スタジオ型が5軒。WOMGYM、マシンピラティスのRintosull、そしてカーブス。こちらはスタッフがいて、指導もあります。
残りは、整体を併設している店や、chocoZAPの女性専用店舗です。
契約前に確認すること
| 確認すること | なぜ | |
|---|---|---|
| 1 | トレーナーに男性がいるか | 「女性専用」は利用者の話。スタッフは含まないことがある |
| 2 | 何階にあるか、窓はどちら向きか | 外から出入りが見えるかどうかは別の問題 |
| 3 | 受付を通らずに入れるか | 指紋やカードなら、誰にも顔を見られない |
| 4 | 通う時間帯に何人いるか | その時間に見学しないと分からない |
| 5 | 無人か、スタッフがいるか | 無人の店は、利用者のマナーが環境を決める |
1がいちばん見落とされます。公式サイトに「スタッフも全員女性」と書いていなければ、聞いてください。
5については、マナーを調べた記事で書きました。無人の店は、スタッフが注意する人がいないので、環境が利用者次第になります。
まとめ
- 「女性専用」が保証しているのは、利用者が女性だということだけ
- トレーナーに男性がいる店がある。公式サイトに書いていなければ聞く
- 1階の路面店もある。外から見えないことは保証されない
- ★の点数はあてにならない。投稿で特典が出る店がある
- 地下の女性専用ジムは、調べた範囲では1軒もなかった
- それでも価値はある。すっぴんで行ける、指紋で入れる、マシンを待たない
「女性専用だから安心」で選ばず、自分が何を期待しているのかを先に決めてください。
それが保証されているかどうかは、店によって違います。
この記事の調べ方
- 調べた店:Googleマップに登録されている東京・大阪・神奈川の女性専用ジム22軒(2026年8月時点)
- 階の判定:住所表記に「2F」「B1」などの記載があるものだけを数えました。番地までしか書かれていない店が多く、判定できたのは8軒です
- スタッフの性別:各社の公式サイトの記載と、クチコミ本文から確認しました
- クチコミ:内容は要約しており、そのままの引用はしていません。英語の投稿は日本語に要約しています
限界も書いておきます。
階の数字は8軒しか判定できていません。「そういう傾向がありそうだ」以上のことは言えません。
また、トレーナーの性別についても、確認できたのは公式サイトに書いてある店とクチコミに記述があった店だけです。書いていない店に男性がいるとは限りません。
店ごとの事情は変わります。最後は見学して、ご自身の目で確かめてください。
